2022.03.06

早漏の改善・対策・防止方法おすすめ4選 原因と対策法を理解しよう

早漏は人に相談しづらいという性質上、アングラで様々な対策方法が提唱されてきました。今回は早漏対策の内、有効性が報告されている方法を4つ紹介します。早漏の原因(メカニズム)も紹介するので、ぜひ仕組みを理解して、自分に合った対策法を選びましょう。

目次

早漏とは
早漏の原因
 早漏の原因①「脳(神経)の興奮」
 早漏の原因②「骨盤底筋の筋力不足/制御力不足」
 早漏の原因③「勃起力の低下」
早漏の改善・対策・防止方法4選
 早漏の改善・対策・防止方法(1)早漏トレーニング
 早漏の改善・対策・防止方法(2)骨盤底筋を鍛える
 早漏の改善・対策・防止方法(3)早漏治療薬プリリジー(ダポキセチン)
  プリリジー(ダポキセチン)使用時の注意点
 早漏の改善・対策・防止方法(4)勃起薬
その他の早漏対策方法
 早漏の改善・対策・防止方法(5)麻酔入りスプレーや軟膏
 早漏の改善・対策・防止方法(6)厚手のコンドーム
 早漏の改善・対策・防止方法(7)カウンセリング
まとめ:早漏対策はまずはトレーニングから

早漏とは

まず早漏とは、本人の意図よりも早いタイミングで射精してしまう状態を指します。医学的には「挿入から1分以内に射精してしまう状態」と定義されていますが[1]、本人(またはパートナー)が射精の速さにストレスや不満を感じていれば、早漏だと言えます。

早漏の詳しい診断基準やセルフチェックの方法は以下を確認
<参考>
早漏とは?改善方法を紹介

早漏の原因

早漏の主な原因は、「脳(神経)の興奮」と「骨盤底筋の筋力不足/制御力不足」の2種類です。

早漏の原因①「脳(神経)の興奮」

セックスやマスターベーション中に、自律神経が「交感神経優位」の状態になると、射精が起こりやすくなります[2]。「交感神経優位」とは、言い換えると脳が興奮した状態を指します。

脳が「交感神経優位」の状態になるスイッチは「緊張」です。普段の生活でも、不安やストレスを感じて「緊張」し、いわゆる臨戦態勢の状態になると、このスイッチが入ります。脳の興奮が早漏の原因の場合、「早く射精してしまわないか不安だ」➡「緊張/ストレスが高まる」➡「交感神経優位になる」➡「射精」という流れが起こります。早漏を我慢しようとすればする程全く我慢できない場合、この現象が原因です。

セックスに慣れたり、射精の我慢に自信が持てるようになれば、脳が過剰に興奮しなくなり、早漏の症状は落ち着きます。

また、治療薬で脳の興奮を抑制するという対策も存在します。

早漏の原因②「骨盤底筋の筋力不足/制御力不足」

まず骨盤底筋とは、骨盤の下部に存在するハンモック状の筋肉の総称です。

早漏 改善 対策 骨盤底筋

脳が興奮し、脊髄内の射精中枢からの「射精しろ」という指令が伝わると、骨盤底筋は緊張していきます(=射精感の高まり)。この緊張が限界に達すると、骨盤底筋がリズミカルに収縮し精液が尿道から押し出され、「射精」が起こります。つまり、骨盤底筋が緊張しないように意識的にリラックスすることが出来れば、射精感を遅らせることができます。

この際に重要となるのが、骨盤底筋の筋力と制御力(操作能力)です。しばしば「リラックスするために筋力が必要なのか?」という質問を受けますが、そもそも十分な筋力がなければ筋肉を安定させてリラックスさせることはできません。スポーツ選手の身体がリラックスしていても安定しているのは、十分な筋力(特にインナーマッスル)によって支えられえているからですが、それと同じです。

骨盤底筋を鍛え、その制御力を向上させることで、射精の我慢も可能になります。

早漏の原因③「勃起力の低下」

勃起力の低下が、早漏の原因になります。これは、勃起力の低下によって尿道の内圧が低下するためです。柔らかくて内側の圧力が低いホースと、硬くて内側がギチギチで通り道が簡単に開かないホースを比較すると、後者のほうが水が出にくいことと同じです。

勃起薬が早漏改善につながるのは、これが理由です。

また、勃起力の低下は骨盤底筋の衰えによっても生じるため、前項と合わせ、骨盤底筋の筋力不足は早漏の大きな原因となります。

早漏の改善・対策・防止方法4選

それでは、効果の確認されている早漏の改善・対策方法を紹介します。

早漏 対策 改善 比較

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日本初!早漏の新しい改善方法

早漏の改善・対策・防止方法(1)早漏トレーニング

簡単さ:★★☆☆☆ コスパ:★★★★☆ 安全性:★★★★★

早漏トレーニングとは、骨盤底筋を意識的にリラックスさせ、射精感を遠のかせるコツを習得するトレーニング方法です。トレーニングはマスターベーションの際に行われます。

早漏トレーニングには根気が必要ですが、一度骨盤底筋をリラックスさせるコツを習得できれば、そのコツを忘れなければ効果は持続し、副作用もありません。

早漏トレーニングは、週4回×7週間(合計28回)で構成されます。トレーニングは4つのステップに分かれており、段階的に射精の我慢を習得することができます。トレーニングは手だけでも可能ですが、専用デバイスを使用した方が、挿入時間がより延びることが報告されています[3]。

<トレーニング前後での挿入時間の変化>
デバイスを使用した場合:2.69倍
デバイス不使用の場合 :1.38倍

詳しいトレーニング方法や効果は以下を参考にしてください。
<参考>
早漏にお悩みの男性必見!早漏トレーニングガイド

早漏 改善 トレーニング

早漏の改善・対策・防止方法(2)骨盤底筋を鍛える

簡単さ:★★★★☆ コスパ:★★★★★ 安全性:★★★★★

前述の通り、骨盤底筋の制御力を向上させるためには、骨盤底筋自体の筋力UPも重要です。筋力が増えると、リラックスを安定して行えるようになり、射精感を遠のかせることができます。ひとつ上の「早漏トレーニング」と合せて実施できるとベストです。

骨盤底筋を鍛える「骨盤底筋体操」には、挿入時間の延長効果[4]だけでなく、勃起力の改善効果も報告されています[5]。骨盤底筋体操は、座ってる時でも寝ている時でも、日々の生活の中で簡単に実施可能なので、ぜひ習慣づけて取り組んでみましょう。

骨盤底筋体操の方法や効果は以下を参考にしてください。
<参考>
骨盤底筋のトレーニング方法
骨盤底筋トレーニングによる早漏の改善効果

早漏の改善・対策・防止方法(3)早漏治療薬プリリジー(ダポキセチン)

簡単さ:★★★☆☆ コスパ:★☆☆☆☆ 安全性:★☆☆☆☆(未承認薬のため)

薬による早漏対策方法です。

さまざまな早漏対策の薬がありますが、世界的に認められている早漏治療薬は『プリリジー』(成分:ダポキセチン)です。ダポキセチンは元々抗うつ剤で、脳内のセロトニンの働きを増加させる働きがあるのですが、このセロトニンには「交感神経優位」を抑制する働きがあり、早漏治療薬として注目されました。

<ダポキセチン12週間服用による、射精時間の延長効果[6]>
プラセボ(偽薬)   0.9分 ➡ 1.75 分
ダポキセチン30 mg 0.9分 ➡ 2.78 分
ダポキセチン60 mg 0.9分 ➡ 3.32 分

トレーニングと異なり、簡単に効果を得ることができますが、セックスの度に服用が必要で、早漏の根本的な解決にはなりません。

国内未承認で、費用は高額になりますが、手っ取り早く効果を得られます。「今すぐに早漏を改善したい」という方は、医師と相談のうえ、使用を検討しても良いでしょう。

プリリジー(ダポキセチン)使用時の注意点

プリリジーは便利な治療薬ですが、注意点を以下に挙げておきます。

  • 注意点①国内未承認

世界50カ国以上で認可されていますが、日本では認可されていません。

  • 注意点②薬の値段

国内未承認なため、基本的に高額です。用量やジェネリックかどうかで差はありますが、1錠1,500~5,000円程度の価格になります。

  • 注意点③副作用

吐き気、めまい、頭痛、口の渇き、といった副作用が報告されています。

  • 注意点④服用ができない場合がある(禁忌)

心臓や肝臓に持病がある、抗うつ剤を服用している、といった場合は服用できなかったり、服用に注意が必要です。 その他にも多数の禁忌があるため、必ず専門の医療機関に相談してから購入するようにしましょう。

  • 注意点⑤完治はできない

服用によって一時的に改善されますが、早漏が完治することはありません。早漏の症状を常に抑えたければ、毎回のセックスで服用する必要があります。

早漏の改善・対策・防止方法(4)勃起薬

簡単さ:★★★★☆ コスパ:★★☆☆☆ 安全性:★★★★☆

EDの治療薬である勃起薬でも、早漏改善の効果が報告されています[7]。特に、勃起も同時に改善させたいという方にはオススメです。バイアグラ、レビトラ、シアリス、そしてこれらのジェネリックは国内で承認されているため、泌尿器科などで比較的容易に入手可能です。使用禁忌の人もいるため、必ず医師の指導を受けた上で、使用を検討しましょう。

<参考>
勃起薬は早漏にも効く?

その他の早漏対策方法

早漏のメジャーな対策方法は、先に挙げた4つですが、その他の対策方法も紹介します。

早漏の改善・対策・防止方法(5)麻酔入りスプレーや軟膏

簡単さ:★★☆☆☆ コスパ:????? 安全性:★☆☆☆☆(未承認薬のため)

局所麻酔(リドカインなど)を含んだスプレーや軟膏で、ペニスを麻痺させる方法です。早漏対策での麻酔薬の使用は日本では未承認のため、使用前には専門医へ相談するようにしましょう。

麻酔薬がペニスの表面に残っているとパートナー側も麻痺してしまうため、挿入前にしっかり洗い流すか、コンドームをするようにしましょう。また、ペニスの感度が下がるため、快感を得づらくなります。

早漏の改善・対策・防止方法(6)厚手のコンドーム

簡単さ:★★★★★ コスパ:★★★☆☆ 安全性:★★★★★

厚手のコンドームでペニスへの刺激を軽減する方法です。実際、厚さ0.1mm以上で「何も感じない」を謳っているコンドームも販売されています。手軽に実施できますが、快感も下がってしまいます。

早漏の改善・対策・防止方法(7)カウンセリング

どのように治療すれば良いか分からない場合は、専門医のカウンセリングもオススメです。他人に話すことで、原因に気づける場合もあります。オンラインカウンセリングもできるため、気になる方は活用してみましょう。

<参考>
射精障害克服のために 専門医へのオンライン相談(カウンセリング)はこちらから

まとめ:早漏対策はまずはトレーニングから

今回は、早漏の対策方法をまとめました。治療薬(プリリジー)が日本で承認されていない以上、まずはトレーニングから取り組み、必要に応じて医療機関へ相談するという流れがベターでしょう。

早漏トレーニングには、トレーニング用に最適化された、繰り返し使用できるアイテム『TIMING TRAINER -KEEP-』の使用がオススメです。

勃起力に不安のある方へ

早漏トレーニングは副作用がなく、効果が半永久的である反面、トレーニングという特性上、少し時間がかかります。

勃起力に不安のある方で、すぐに効果を感じたいという方には、ED薬の服用がおすすめです。

イーストクリニックは全国で40院以上を展開しているED治療をメインとしたクリニックです。

40院のほとんどが主要駅から徒歩5分以内と、好立地がとても魅力的です。

また、お薬代以外の初診・再診料が無料というのも、継続して通いやすい点になります。

ぜひ、お住いの場所から通いやすいクリニックを見つけてみてください。

【参考/引用元】
[1]McMahon, Chris G., et al. "An evidence‐based definition of lifelong premature ejaculation: report of the International Society for Sexual Medicine Ad Hoc Committee for the Definition of Premature Ejaculation." BJU international 102.3 (2008): 338-350.
[2]Giuliano, François. "Neurophysiology of erection and ejaculation." The journal of sexual medicine 8 (2011): 310-315.
[3]Rodríguez, Jesús E., Juan C. Marzo, and José A. Piqueras. "Efficacy of Sphincter Control Training (SCT) in the treatment of premature ejaculation, a new cognitive behavioral approach: A parallel-group randomized, controlled trial." PloS one 14.2 (2019): e0212274.
[4]Pastore, AL1, et al. "A prospective randomized study to compare pelvic floor rehabilitation and dapoxetine for treatment of lifelong premature ejaculation." International journal of andrology 35.4 (2012): 528-533.
[5]Aversa, Antonio, et al. "Effects of vardenafil administration on intravaginal ejaculatory latency time in men with lifelong premature ejaculation." International Journal of Impotence Research 21.4 (2009): 221-227.
[6]Pryor, Jon L., et al. "Efficacy and tolerability of dapoxetine in treatment of premature ejaculation: an integrated analysis of two double-blind, randomised controlled trials." The lancet 368.9539 (2006): 929-937.
[7]Aversa, Antonio, et al. "Effects of vardenafil administration on intravaginal ejaculatory latency time in men with lifelong premature ejaculation." International Journal of Impotence Research 21.4 (2009): 221-227.

 

<この記事の監修>
福元メンズヘルスクリニック 院長
福元 和彦(医師)
■泌尿器科医 ■性機能学会専門医 ■抗加齢医学会専門医 ■排尿機能学会認定医
福元メンズヘルスクリニック

<著者プロフィール>
TENGAヘルスケア 研究開発主任
牛場 栄之(うしば ひでゆき)
平成3年生まれ。大学および大学院では神経科学を専攻、2016年に株式会社TENGAへ入社、以来TENGAヘルスケア製品の研究開発を担当、その後現職。
製品開発のかたわら、皆さんに役立つ性や妊活の情報をお届けします!

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