ペニスのサイズはどれくらい？TENGA社内で測ってみた

「ペニスのサイズ」といえば、「早漏や遅漏」「包茎」と並び、男性なら誰でも一度は悩んだり、気にしたことがある問題です。今回は、「みんなのペニスサイズってどれくらいなの？」という疑問に答えるため、TENGAの男性社員の勃起前後のペニスサイズを測定してみました。

目次

ペニスサイズの測定は難しい
TENGA社員のペニスサイズを測ってみた
　ペニスサイズの測定方法
　ペニスサイズの測定結果
まとめ：ペニスのサイズは人それぞれ

ペニスサイズの測定は難しい

そもそも、「ペニスのサイズの平均値は？」と聞かれて、答えることはできますか？

明確に「直径〇〇cm！」と回答できる人は、いないと思います。

それもそのはず、ペニスのサイズ測定は想像以上に難しく、現代において信頼できる調査データは存在しないからです。

ペニスのサイズ測定は、以下の理由で難しいと考えられます。

TENGA社員のペニスサイズを測ってみた

「データが無いなら自分達で測れば良いじゃない」ということで、2019年にTENGA社員17名（平均32.2歳、27~42歳）の、勃起前後のペニスの太さを測定しました。

ペニスサイズの測定方法

今回の測定では、ジェクスメーターを用いました。

ジェクスメーターは輪っか状のメジャーで、就寝前にペニスの根本に装着します。男性では就寝中、睡眠のリズムに合わせて夜間勃起が起こります。夜間勃起が生じると、ペニスの膨張に合わせてジェクスメーターも膨らみ、1晩で最も大きくなった時点の周径が記録される仕組みです。

この方法で、各被験者は合計2晩、就寝前後のペニスの太さを測定しました。

測定を安定させるため、以下も条件としました。

• 測定日には普段と同程度の睡眠時間を確保すること
• 測定中に違和感が生じた場合、別日に再測定すること

ちなみに被験者には、「TENGAの研究開発のための重要な測定なので、絶対に見栄など張らず、正確な測定値を報告するように」と指示しました。

ですので、得られた数値の信頼性は、十分高いと考えられます。

ペニスサイズの測定結果

各被験者の、測定結果を以下に示します。

周径の平均値は、勃起前で約10 cm、勃起後で約12.5 cm、それぞれの最大値・最小値は、平均の±20%以内に収まっていました。

被験者別に見ると、勃起後の周径の上位6人は、勃起前の周径でも上位6番目以内に入っていました。つまり、勃起前のサイズが大きい人は、勃起後も大きいという傾向が伺えます。

まとめ：ペニスのサイズは人それぞれ

ペニスのサイズが小さい人だと、「大きくしたい」と考える人もいるかもしれません。しかし今日、確立されたペニスの増大方法は存在しません。

ペニスのサイズは、大きい場合も小さい場合も、それぞれに良し悪しがあります。

サイズは変えられませんが、勃起力など、ペニスを健康に保つ方法はあります。ぜひ積極的にメンテナンスして、ペニスの健康を維持しましょう。

＜参考＞
勃起の仕組み　勃起力の維持方法と朝立ち（朝勃ち）の意義

＜この記事の監修＞
福元メンズヘルスクリニック 院長
福元 和彦（医師）
■泌尿器科医 ■性機能学会専門医 ■抗加齢医学会専門医 ■排尿機能学会認定医
福元メンズヘルスクリニック

＜著者プロフィール＞
TENGAヘルスケア　研究開発主任
牛場 栄之（うしば ひでゆき）
平成3年生まれ。大学および大学院では神経科学を専攻、2016年に株式会社TENGAへ入社、以来TENGAヘルスケア製品の研究開発を担当、その後現職。
製品開発のかたわら、皆さんに役立つ性や妊活の情報をお届けします！