COLUMNコラム

専門医に聞く、新型コロナと妊活⑤ パートナーとの性的コミュニケーションで気をつけることは?

専門医に聞く、新型コロナと妊活⑤

パートナーとの性的コミュニケーションで気をつけることは?

 

新型コロナウイルス感染症(以下新型コロナ)が拡大する中、日本生殖医学会からは4月1日、「国内での急速な拡大の危険性がなくなるまで、あるいは妊娠時に使用できる予防薬や治療薬が開発されるまでを目安に、不妊治療の延期を推奨する」という内容の声明が出されました。

 

※5月18日時点で、同学会から「不妊治療の再開を考慮してほしい」という内容の通知が出されています。以下は新型コロナ禍での妊活情報、もしくは一般的な妊活情報として、ご参考ください。

 

(日本生殖医学会のHP http://www.jsrm.or.jp/

 

新型コロナと妊活に関する素朴な疑問について、産婦人科医の柴田綾子先生(淀川キリスト教病院 産婦人科所属)に伺いました。

 

 

この記事でわかること

Q.そもそも新型コロナウイルスは体のどこに検出されているのでしょうか?

Q.セックスで新型コロナは感染するのでしょうか?

Q.キスはどうでしょうか?

Q.セックスやスキンシップをする際、気をつけた方がいいことはなんですか?

Q.感染しづらい、させづらい体位などはあるのでしょうか?

Q.「時短セックス」でリスクは減りますか?

 

 

※※柴田先生の回答は取材した4月30日時点の情報に基づいています※※

 

 

Q.そもそも新型コロナウイルスは体のどこに検出されているのでしょうか?

 

柴田先生新型コロナウイルスは唾液の中、そして肛門から検出されていますそのため、キスやアナルセックスは感染のリスクが高いかもしれないと考えられています。

 

咳などをしていなければウイルスが空気中に大量に舞っている訳ではないので、1番注意が必要なのは、手についたウイルスが目や口を触ることで体内に入ってしまうことです。新型コロナは、脂質の膜でおおわれているので、石けんやアルコールで破壊することができます。手を石けんで20秒しっかり洗ったり、アルコール消毒液で消毒したりすることが1番大切です。

 

※医療現場で口の中にチューブをいれたり(人工呼吸・挿管)、PCR検査をするときに咳をしたりすると、エアゾールのような形で空気中にウイルスが出ることがあります。

 

 

 

Q.セックスで新型コロナは感染するのでしょうか?

 

柴田先生新型コロナに感染した患者さんとの濃厚接触の定義(4月30日時点)は、「発症する2日前から隔離開始までの期間に、マスクなしで、1メートル程度の距離で15分以上会話をするなど接触すること」とされています。

 

これを考えると、セックスは感染リスクはあると言えますね。論文も出始めています。

 

これは、「もし相手がウイルスを持っていたら」の場合なので、相手がウイルスを持っていなければ大丈夫です。コロナ禍になる前からずっと一緒に住んでおり、お互い体調も良好でしたら、そこまで心配しなくてもよいと思います。

 

今は、新しいパートナーとセックスするときは注意しないといけないと思います。

 

ご参考:コロナ専門家有志の会 濃厚接触の定義について  

 

 

 

Q.キスはどうでしょうか?

 

柴田先生基本的には感染しやすいと思います。長くお付き合いしているパートナーで、一緒に住んでいるなら大丈夫です。

 

ですが、新しいパートナーとする時は注意が必要だと思います。

 

自分や相手が咳をしていたり、体調が悪かったりするときはやめたほうがいいと思います。

 

 

 

Q.セックスやスキンシップをする際、気をつけた方がいいことはなんですか?

 

柴田先生自分か相手の、どちらかが体調が悪い時には、セックスやスキンシップはやめたほうがいいと思います。

 

新型コロナは、手についたウイルスが目や口に接触することでうつっているので、まずは手をキレイにすることが予防の1番になります。セックスの前後では、手を石鹸で20秒洗いましょう。

 

もしウイルスがいたとしても、手を洗ったり消毒したりしてウイルスを減らすということが大事だと思います。また、ウイルスは肛門や唾液に発見されているので、オーラルやアナルでの性交は注意が必要です。

 

■コロナ禍のセックス・スキンシップ5か条 

1. 体調が悪いときはスキンシップをしない

2. スキンシップの前後に手を石けんで20秒洗う

3. 性器を触ったあとに顔を触らない

4. オーラルやアナルでの性交は控える

5. セックス前後でシャワーを浴びる

 

 

 

Q.感染しづらい、させづらい体位などはあるのでしょうか?

 

柴田先生:セックスはどうしても濃厚接触に該当してしまうのですよね。

この体位ならOKということはないと思います。

どのような体位であっても、感染リスクは大きく変わらないと思います。

 

 

 

Q.すごく密接するけれど、10分で終わらせるような「時短セックス」ならリスクは減りますか?

 

柴田先生濃厚接触の定義からは一つ条件が減るので、早めに終わらせたほうがリスクが減るかもしれないですね。セックスが10分で終われるか…難しいところではあります(汗)。

 

※濃厚接触の定義:「発症する2日前から隔離開始までの期間に、マスクなしで、1メートル程度の距離で15分以上会話をするなど接触すること」

 

 

 

 

今回お話を伺ったのは

柴田綾子先生 産婦人科医/淀川キリスト教病院 産婦人科所属

 

 

 

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【TENGAヘルスケアより】

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染が広がっています。

 

感染リスクへの不安や日常生活の制限があり、日々刻々と情勢が移り変わる中、

適切な情報を取捨選択し、決断しなければならない状況に、

多くのストレスを感じる方もいらっしゃると思います。

 

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