Androidユーザー必見 メンズルーペ撮影のコツ & 比較動画
MEN’S LOUPE(メンズルーぺ)は、スマホで簡単に精子の観察ができる商品です。
今回はAndroidスマホをご使用の方向けに、メンズルーペでの精子観察のコツと、自分の精子との比較用のサンプル動画をご紹介します。
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メンズルーペでの精子観察のコツ
メンズルーペでの精子観察には、いくつかコツがあります。間違った方法だと「全然精子が見えない!」ということもあるので、以下を参考に、綺麗に撮影できるよう何度かトライしてみましょう。
<綺麗に撮影できた場合の見え方>
コツ①照明(ライティング)を整える
メンズルーペはライティングが超重要です!ライティングを間違えると、全然精子が見えないこともあります。
オススメの照明は、シーリングライトか卓上照明です。
特に、スマホのライトはギラツキが大きくなりやすいため、照明には使わないようにしましょう。
また、光源が複数あると、精子がボヤけて見えてしまうため、照明は一つだけにしましょう。
窓の外からの光も影響するため、撮影時はカーテンは閉めましょう。
コツ②スマホにセットする際は、裏面のフィルムを剥がす
ルーペ本体の裏面には、スマホに取り付けやすいように、程よい粘着のウレタンシートが貼ってあります。
このウレタンシート、購入時には上に透明の保護フィルムが付いているため、使用前に保護フィルムを剥がす必要がありあますが、透明なので剥がし忘れることが結構あります。
「ルーペが滑って使いづらいな」と思ったら、保護フィルムを剥がしているか確認しましょう。
コツ③精液は薄くのせる
のせる精液の厚みは超重要です。程よく薄くのせられると、綺麗に精子が観察できます。逆に厚いと奥の精液が邪魔になって、綺麗な観察ができません。
精液は「のせる」と言うよりも、「薄く塗る」程度で十分です。
コツ④撮影は照明の真下で
ルーペに精液をのせられたら、いよいよ撮影です。この時、照明がルーペの真上から当たっていないと、視野全体がぼやけて見えます。
スマホとルーペを照明の真下に持って来て、撮影するようにしましょう。
コツ⑤明るさを調整
最後に、綺麗な精子観察のためには、明るさの調整も重要です。上で紹介した<綺麗に撮影できた場合の見え方>を参考に、明るすぎず且つ暗すぎないように調整しましょう。
多くのAndroidスマホでは、フロントカメラを起動中に画面をタッチすると、カメラの明るさを調整できます。
その調整だけで綺麗に映らなければ、照明自体の明るさや種類を変えたり、のせる液量なども見直してみましょう。
綺麗に撮影できたら、サンプル動画と比較しよう
綺麗に撮影できたら、次は以下のサンプル動画の中から、自分の精子と近いものはどれか、選んでみましょう。
サンプル動画には、その精液での精液検査の結果も記してあるので、自分の精子の状態を知る参考にしてください。
(注意)スマホの機種によって見え方には差があります。自分の精子とサンプル動画は、精子の密度や動き方などで比較するようにしましょう。
①無精子症 または 乏精子症(重度)| 精子濃度:10万匹/ml以下 運動率:測定不可
②乏精子症(中度)| 精子濃度:790万匹/ml 運動率:67%
③乏精子症(軽度)| 精子濃度:1510万匹/ml 運動率:45%
④可 | 精子濃度:3590万匹/ml 運動率:83%
⑤精子無力症 | 精子濃度:3500万匹/ml 運動率:20%
⑥良 | 精子濃度:7700万匹/ml 運動率:58%
妊活では早めの精液検査を
メンズルーペでの精子観察、お楽しみいただけましたでしょうか?
メンズルーペでの精子観察はあくまで「簡易観察」で、医学的判断をするものではありません。
精子がたくさん見えた方も、そうでない方も、精子の状態が気になれば、医療機関での精液検査をオススメします。
オンラインでの診療サービスも可能なため、特に現在妊活中の方は、早めに精液検査を受けるようにしましょう。
<著者プロフィール>
TENGAヘルスケア 研究開発主任
牛場 栄之(うしば ひでゆき)
平成3年生まれ。大学および大学院では神経科学を専攻、2016年に株式会社TENGAへ入社、以来TENGAヘルスケア製品の研究開発を担当、その後現職。
製品開発のかたわら、皆さんに役立つ性や妊活の情報をお届けします!