2025.05.19

早漏スプレーで早漏は改善できる?リドスプレーの効果・使い方・注意点を徹底解説!

早漏は人に相談しづらいという性質上、アングラで様々な対策方法が提唱されてきました。
今回は、アメリカやヨーロッパでは主流な対策方法である早漏スプレー(リドスプレー)について紹介します。
また、TENGAヘルスケアの早漏アイテム担当かつ、元早漏当事者である社員の使用レビューやマメ知識も紹介しておりますので、参考にしてみてください。


目次

  1. 早漏スプレー(リドスプレー)とは?
  2. リドスプレーの主成分と効果
  3. 早漏スプレーのメリット・デメリット
  4. リドスプレーの正しい使い方
  5. 実際にTENGAヘルスケアの元早漏社員が使ってみた
  6. リドスプレーの副作用・使用上の注意点
  7. 他の早漏治療薬との違いは?
  8. 早漏スプレーはどこで買える?通販・個人輸入のリスク
  9. まとめ:早漏対策は自分に合った方法を選ぼう

1. 早漏スプレー(リドスプレー)とは?

早漏スプレーとは、男性器に直接噴霧して感度を抑え、射精までの時間を延ばすための治療用スプレーです。その代表格として挙げられるのが「リドスプレー」。ドイツで開発された早漏防止用スプレーで、その手軽さから世界中では割とポピュラーな早漏対策商品です。

早漏とは
そもそも早漏(そうろう)とは、意図せず短時間で射精に至ってしまい、本人やパートナーが十分な性的満足を得られない状態を指します。


2. リドスプレーの主成分と効果

リドスプレーの主成分はリドカイン。これは手術時や検査時に広く使われている局所麻酔薬で、安全性が比較的高いことで知られています。

リドカインの働き
リドカインは神経の伝達を一時的にブロックし、感覚(痛み・快感など)を鈍らせる効果があります。ペニスに噴霧すると、局部の感度を適度に低下させることで、射精までの時間を延ばすのが目的です。

即効性
スプレーしてから10〜30分ほどで麻酔効果が現れ、約1〜2時間程度持続するとされています。性行為の直前でも使いやすく、パートナーを待たせずに済む点も人気の理由の一つです。

〇TENGAヘルスケア 元早漏社員のマメ知識
リドカインは、有名な「あの商品」にも使われています!
リドカインは、小林製薬さんの「フェミニーナ軟膏」にも入っています。
フェミニーナ軟膏は女性向けの陰部かゆみ止め軟膏で、成分の2%がリドカインです。
身近な商品に使われていると思うと、安心して使用できますよね。


3. 早漏スプレーのメリット・デメリット

早漏スプレーは手軽に使用できる一方で、いくつか注意点も存在します。

メリット

  • 即効性に優れている
    内服薬と比べて、早いタイミングで効果が現れやすいので、「今すぐに早漏対策をしたい」という方に向いています。
  • 局所麻酔によるシンプルな仕組み
    脳や神経伝達物質に働きかけるわけではなく、「患部の刺激を物理的に抑える」ので安心感があります。
  • 携帯が便利
    スプレータイプで持ち運びもしやすく、必要なときにサッと使える点も魅力です。

デメリット

  • 感度が低下する
    陰茎の皮膚に麻酔をかける分、性行為中の快感がやや減少します。
  • パートナーにも影響する可能性
    洗い流さずに性行為を行うと、パートナーの感度まで落ちてしまう恐れがあります。
  • 根本治療ではない
    あくまで対症療法であるため、使用をやめるとまた元の状態に戻る可能性があります。

4. リドスプレーの正しい使い方

早漏スプレーを安全かつ効果的に使うためには、正しい手順を守ることが大切です。

  1. 性行為の15〜30分前に噴霧
    ペニス全体、特に亀頭周辺を中心にスプレーを行いましょう。
  2. 10〜20分後に洗い流す
    十分に麻酔効果が浸透したら、シャワーなどで洗い流してください。これを怠るとパートナーの感度を下げてしまう恐れがあります。
  3. 使用量を守る
    1本で10〜15回程度使える製品が多いです。過度な使用はトラブルの原因にもなるため注意が必要です。
  4. 手や指に付着した成分も洗い流す
    手や指にリドカインが付いたまま放置すると、自分自身の感覚も鈍くなる可能性があるので要注意です。

5. 実際にTENGAヘルスケアの元早漏社員が使ってみた

実際に、早漏スプレーを購入して使ってみました。
結論から言うと、「適量が分かりづらいが、かなり効く」という感じでした。

今回購入した早漏スプレーはMEGA-MAX SPRAYという商品で、Samson Pharmaceuticals社が製造しているようです。(韓国のサムスンは関係なさそう)

こんな感じです

 

購入は、ユニティクリニックさんで電話診察を受けて、スプレーを買いたい!と伝えると、翌日には家に届いていました。
(しっかり中身が分からない梱包になっていました。)

とりあえず、試しに亀頭にワンプッシュ。
消臭スプレーぐらいの勢いで出たので、かなりびびりました。
説明書には、2~3回スプレーが適量、10分程度で拭き取るのが良いと書いていたのですが、ちょっと怖かったので、1プッシュかつすぐ拭き取りました。
(1プッシュでも、亀頭全体が余裕で覆われる量でした。)

液体自体はほぼ無臭、色は透明だったので、拭き取った後は普段通り過ごしていたのですが、トイレに行った時に違和感を感じました。

「亀頭の感覚がない...?」

歯医者さんで麻酔をした時のように、触っても感覚がなく、爪を立ててキュッとつねっても、痛みをほぼ感じませんでした。

(これ、説明書通りの使い方をしたらどうなるんだ...。)

と、ちょっと怖くなったのですが、実際に試したところ、亀頭はそこまで大きく効果は変わらず、竿の方が結構鈍くなったかな?というぐらいの違いでした。

実際の性行為の前に、陰茎にスプレーして10分待って拭き取る...なんて難易度高すぎだろ!と思っていたのですが、2~3分程度でも効果は感じられそうです。

①トイレでスプレーして3分ぐらい籠る
②一旦トイレットペーパーで拭き取って、行為前のシャワーでちゃんと洗い流す
という黄金ルートを考案したので、ぜひ使ってみてください。

※ただ、効果の感じ方には個人差があります。自分で使用してみて、適切な時間を見つけてみてください。


6. リドスプレーの副作用・使用上の注意点

副作用
リドスプレーは内服薬ではないので、重篤な副作用はほとんど報告されていません。ただし、かぶれ・発疹・かゆみなどの皮膚トラブルや、極めて稀にめまい・動悸・血圧低下などの症状が起きることもあります。気になる症状があれば使用を中止し、医師に相談しましょう。

使用できない場合
リドカインなどの成分にアレルギーをお持ちの方
陰茎に傷や炎症がある場合
重篤な心疾患を持つ方や服薬状況によっては使用不可の場合も

いずれにせよ初めて使う場合は、医師の診察を受けた上で処方してもらうことが望ましいです。


7. 他の早漏治療薬との違いは?

早漏治療にはスプレータイプの他にも、内服薬があります。自分に合った方法を選ぶために、特徴を知っておきましょう。

7-1. 内服薬ダポキセチンとの比較
ダポキセチン(ポゼットなど)
セロトニンを増やし、射精をコントロールする効果が期待できる。
服用後1~3時間で効果が表れ、2~5時間ほど持続。
感度が下がりにくいため、快感をある程度保ちたい人に向いている。
副作用として頭痛や吐き気などが稀にあるため、体調や既往症によっては注意が必要。

リドスプレー(スプレータイプ)
即効性があり、15~30分で使用可能。
感度を物理的に下げるため、快感がやや薄れる可能性あり。
副作用が比較的少なく、体内への負担が軽め。
根本治療というより対症療法の位置づけ。

〇TENGAヘルスケア 元早漏社員のマメ知識
海外ではリドスプレーがかなり一般的です!
冒頭でも紹介しましたが、アメリカやヨーロッパはもちろん、中国などでも広く普及しています。
飲み薬と比較すると、皮膚に塗布するという使用方法から、侵襲性の低さが良いのかもしれませんね。
また、実際に麻痺を感じられることで、効果を実感しやすいというのも人気の理由だと考えています。


8. 早漏スプレーはどこで買える?通販・個人輸入のリスク

リドスプレーをはじめとした早漏スプレーは、基本的に医師の処方が必要とされています。薬局やドラッグストアでの市販はなく、ネット通販や個人輸入サイトでは正規品でない偽物が混在しているリスクがあります。

専門クリニックやオンライン診療がおすすめ
医師の診察を受ければ、安全な正規品を処方してもらえます。
オンライン診療なら通院時間をかけずに診察が完了し、薬も自宅に郵送してもらえるケースがあります。

偽物を使用した場合、十分な効果が得られないだけでなく、予期せぬ副作用やトラブルに見舞われる危険性があるので注意が必要です。


まとめ:早漏対策は自分に合った方法を選ぼう

この記事を読んでいる方の多くは、手軽に早漏対策をしたい、今すぐにでも射精をコントロールしたいという思いをお持ちだと思います。リドスプレーは、局所麻酔成分であるリドカインを用いて感度を抑え、射精のタイミングを遅らせる対症療法薬として効果は実感できると言えます。
ただし、感度が下がることや根本治療ではない点が気になる場合は、骨盤底筋を鍛えたり、早漏トレーニングなど他の選択肢も検討してみましょう。自分の希望する挿入時間を理解し、生活スタイルに合った方法を選ぶことが大切です。

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<著者プロフィール>
TENGAヘルスケア 井上 貴夫(いのうえ たかお)
平成5年生まれ。2021年に株式会社TENGAヘルスケアへ入社、TENGAヘルスケア製品の営業や製品の開発・サービス周辺(早漏・遅漏関連)を担当。
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