2021.05.25

性交痛への気遣い足りてる?男性も知ってほしい、性交痛への男女の認識の差

多くの女性が経験のある「性交痛」。性交痛は女性からの意見がよく聞かれますが、男性でも「自分のパートナー(女性)が性交痛を感じているかどうかは気になる」という方は多いのではないでしょうか?今回は調査結果を基に、性交痛に対する男女の認識の差や実態について、解説していきます。

目次

調査結果から見る性交痛の実態
 性交痛を感じる割合(男女)
 性交痛への気遣い(男女)
 性交痛に気付いてほしい?(女性)
 性交痛を感じたら伝えられる?(女性)
  性交痛を伝えられない理由(女性)
男性もできる性交痛への対処法
 女性に嫌がられない、男性ができる性交痛への対処法
 男性も潤滑ゼリーを用意しよう
まとめ:性交痛に気を付けて、より良い性生活を

調査結果から見る性交痛の実態

今回は、2020年にTENGAヘルスケアによって実施された「性交痛に関する調査」を紹介していきます。この調査では、過去1年間で数回以上セックスをしている20~40代の女性269名および男性285名に、性交痛について質問しました。

性交痛を感じる割合(女性)それに気付く割合(男性)

女性の性交痛を感じる、男性が「相手が性交痛を感じているな」と思う頻度

こちらは女性が「性交痛を感じる」頻度と、男性が「相手が性交痛を感じているな」と思う頻度です。年代によらず、約6割の女性が「性交痛を感じている」ことがわかります。一方男性でも、約6割で「相手が性交痛を感じていると思う」と回答していました。両者の割合が近いことから、「女性が性交痛を感じた際に、それに気付けている男性は多い」と推測することができそうです。

ただし、この調査はあくまで男女別々に調査した結果なので、女性が性交痛を感じた際に、何割の男性がそれに気付けているかは、カップルを対象とした更なる調査が必要です。

性交痛への気遣い(男女)

性交痛に気を付けてもらいたいか、気を付けているか

次に、性交痛への気遣いについて、男女それぞれの認識を見てみましょう。「痛くないように相手(男性)に気遣ってもらいたいか」という質問に対し、女性の9割近く(85.9%)が「とても思う」「多少思う」と回答しました。一方男性でも、相手が痛くないように「とても気を付けている」「多少気を付けている」の合計が約9割(87.5%)でした。実際に性交痛が生じているかは別として、ほとんどの男性は「相手(女性)が痛くならないように気を付けている」ということが分かります。

性交痛に気付いてほしい?(女性)

女性は性交痛に気付いてもらいたいか

次に、女性が性交痛を感じた際、そのことを相手に気付いて欲しいかについて、女性の約9割(89.2%)が「とても思う」もしくは「多少思う」と回答しました。ほとんどの女性は、「自分が性交痛を感じた時には、それに気付いて欲しい」と考えていることが分かります。

性交痛を感じたら伝えられる?(女性)

性交痛を相手に伝えられるか

しかし、「実際に性交痛を感じた時、それをパートナーに伝えられるか」という質問に対して、約4割(43.3%)の女性が「とても難しい(伝えられない)」「そこそこ難しい(我慢できる範囲なら伝えない)」「気が進まない(少しの痛みなら伝えない)」と回答していました。約9割の女性が「性交痛に気付いて欲しい」と考えている一方で、それを相手に伝えられない女性も多いことが分かります。

性交痛を伝えられない理由(女性)

では、女性が「性交痛を感じても相手に伝えにくい」と考える理由は何でしょうか?前問で「気兼ねなく伝えられる」と回答した人を除いた169名の、伝えにくい理由TOP5は以下の通りです。

<女性が性交痛を伝えにくいと考える理由>
 1位:雰囲気を壊したくないから 43.8%
 2位:相手に気を使って(一生懸命なのに悪いから、など) 35.5%
 3位:相手との仲を気にして 20.1%
 4位:そもそも対処できないことだから 17.8%
 5位:自分のせいだと思うから(濡れが足りない、など) 11.8%

雰囲気や相手(男性)へ気を使って、性交痛があっても伝えれれないという状況が多いことが伺えます。

男性もできる性交痛の対処法

ほとんどの女性は「性交痛を気遣ってもらいたい」と考えている一方で、約4割は「それをパートナー(男性)に伝えにくい」と考えていることもわかりました。つまり、女性から何も言われなくても男性が性交痛について気を遣えればと、女性から喜ばれる可能性が高いと言えるでしょう。では具体的に、どのようなことに気を遣えば良いのでしょうか?

女性に嫌がられない、オススメの性交痛の対処法

女性269名に「されても嫌だと思わない性交痛への気遣い」を調査したところ、嫌だと思われにくい気遣いの方法TOP5は以下のようになりました。

<女性に嫌がられにくい性交痛への気遣いTOP5>
 1位:痛い部分を触らないようにする 95.2%
 2位:前戯を多めにする 92.6%
 3位:痛みがあるかを確認される 92.2%
 4位:潤滑ゼリーを用意/使用する 91.1%
 5位:挿入の時間を短くする 90.3%

5位の「挿入時間を短くする」は男性の状態(遅漏など)にも左右されますが、1~4位の気遣いはすぐに実践できることばかりです。

相手(女性)の性交痛が心配な男性は、「前戯を多めにしつつ、痛みがあるかを確認してそこはなるべく触らないようにし、潤滑ゼリーも使っていく」ということをぜひ心掛けましょう。

男性も潤滑ゼリーを用意しよう

上述の男性でもできる気遣いの内、「潤滑ゼリー」という言葉は聞き慣れない方もいるのではないでしょうか。潤滑ゼリーは簡単に言うと「膣用の潤滑剤」です。膣の潤滑が不足していると、摩擦によって痛みが生じるため、潤滑ゼリーで膣の潤滑を補うことは、性交痛の予防に効果的です。

このような潤滑剤は「女性が用意するもの」と考えている方は多いかもしれませんが、潤滑ゼリーは男性が用意してもOKです。寧ろ男性が潤滑ゼリーを用意していることに対して、女性からは「安心する」「好感が持てる」「嬉しい」といった好意的な意見も多く上がっています。コンドームと同様に、潤滑ゼリーを一つ鞄に忍ばせておけると、女性からの好感も上がるし、セックスも充実して、きっと良いことづくめでしょう!

<参考>
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まとめ:性交痛に気を付けて、より良い性生活を

今回は、データから性交痛の実態を見てきました。殆どの女性は性交痛に対して男性に気を遣ってもらいたく、またほとんどの男性も、性交痛に気を遣えている現状が分かりました。ただ、性交痛を感じてもそれを相手に伝えられない女性も多いため、男性が気遣いできると、きっと二人の性生活もより充実することでしょう。

 

監修医 小堀善友

<この記事の監修>
プライベートケアクリニック東京 東京院 院長
小堀 善友(医師)
■泌尿器科医 ■生殖医療専門医 ■性機能学会専門医
プライベートケアクリニック東京

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