「ムラムラ」を生み出す?4つのホルモンを解説
「ムラムラ」を感じるとき、実は脳と体の中でホルモンという化学物質が活躍しています。今回は、「ムラムラ」に深くかかわる4つのホルモンを紹介します。
各ホルモンがいつ分泌されて、どんな働きをしているか、ぜひ参考にしてみてください。

監修:富田健太郎(産業医・泌尿器科医)
日本産業衛生学会指導医、労働衛生コンサルタント、 日本泌尿器科学会専門医
株式会社ヘルスプラント代表。1999年産業医科大学卒業。泌尿器科医にて臨床経験を積み、 2004年より製造業等で専属産業医・統括産業医として企業の健康管理に尽力。
1. テストステロン:性欲・やる気のエンジン
なにもの?
男性ホルモンの代表格。精巣(睾丸)で約95%、残りの5%は副腎で作られる。
いつ分泌される?
- 朝いちばん(起床直後)にピーク
- 筋トレなどの無酸素運動
- 性的刺激や、勝利・達成経験(趣味や仕事、スポーツなど)
どんなはたらき?
- ムラムラのベースを作る
- 骨や筋肉を強くして、体力やスタミナを支える
- 決断力やチャレンジ力を高める
ポイント
テストステロンが十分にあると、ムラムラがわきやすくなります。
逆に年齢やストレスでテストステロンが減ると性欲も落ちるので、健康的な生活(運動・睡眠・栄養)が大切です。
女性もテストステロンを分泌している?
テストステロンと言えば男性ホルモンの代名詞ですが、実は女性もテストステロンを分泌しています。主に卵巣や副腎から作られており、男性の約1/10程度ですが、性欲の維持、骨や筋肉の健康、エネルギーや気分の安定に大きく役立っています。
2. エストロゲン:膣の潤いと感度アップの“下地”づくり
なにもの?
女性ホルモンの一種で、卵巣で作られることが大半だが、副腎でも少し生成される。女性の「ムラムラ」に関係している。
いつ分泌される?
- 生理(月経)開始直後~排卵前(約2週間)に徐々に増え、排卵直前にピーク
- 排卵後(黄体期)はやや下がるが一定量を維持
どんなはたらき?
- 性器や膣の粘膜を“潤す”
- 幸せホルモンである、セロトニンの働きを助ける
- 皮膚や髪の健康、女性らしい体型の維持にも関与
ポイント
閉経後に相対的にエストロゲン比が下がると膣の潤いが減りやすくなります。エストロゲンがしっかり働くと、テストステロンで高まったムラムラ感が“気持ちいい”状態へスムーズにつながります。
男女のムラムラの違いはホルモンが影響している?
男性は主にテストステロンでムラムラのエンジンを大きくかけているようなイメージですが、女性はエストロゲンの影響で、もっと穏やかなイメージでムラムラが始まります。
この違いが、男性と女性の性欲の認識ズレを生んでいるのではないかと考えられます。
ただ、女性もムラムラの発火自体にはテストステロンが影響しているとされており、テストステロンが多い女性ほど、ムラムラ力は高いと考えられます。
3. オキシトシン:安心感と快感をつなぐ“愛情ホルモン”
なにもの?
脳の視床下部で作られ、血中へ分泌されるペプチドホルモン*。女性が、赤ちゃんへの授乳の際に分泌されるとして発見された。
* アミノ酸が数個~数百個つながってできた「小さなタンパク質」で、血液中を水に溶けて移動する。
いつ分泌される?
- ハグ・キスなどのスキンシップ
- 出産時の陣痛、授乳で母乳を出すとき
- 信頼し合う会話やペットとのふれあい
どんなはたらき?
- 「安心」や「信頼」の感情を強める
- 脳から性的刺激の指令を受け取り、交感神経・副交感神経を制御する役割
ポイント
恋人やパートナーとのスキンシップでオキシトシンが出ると、テストステロンの“エンジン”の強さが調整され、穏やかな気持ちでムラムラをコントロールすることができます。
4. ドーパミン:“快感ホルモン”
なにもの?
脳内の神経伝達物質で、特に報酬センター(視床下部周辺)で大きく作用する。
いつ分泌される?
- 「気持ちいい!」と感じた瞬間(性的快感、食事、運動など)
- 成功・達成体験(趣味や仕事、スポーツなど)
- 初めての体験やドキドキする出来事
どんなはたらき?
- 「気持ちいい!」という快感を伝える
- もう一度同じ刺激を求める“動機づけ”を強化
- 仕事や趣味の達成感にも関与
ポイント
成功体験や新鮮な刺激を積み重ねるほど、ドーパミンが出やすい脳になります。性的な物事だけでなく、仕事や趣味の新たな「ムラムラ」を追いかける力も高まります。
まとめ
「ムラムラ」に関係する4つのホルモンを紹介しました。
1つのホルモンだけでなく、いくつかのホルモンが相互的に関わることで「ムラムラ」を生み出していると言えるでしょう。
みなさんも、各ホルモンの働きを理解し、ムラムラ力を高めてみてください。
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*このアンケートにおける「ムラムラ」とは、 性欲が高まるだけでなく、仕事や趣味など日常のあらゆる物事に対しても
積極的・前向きに取り組みたいという意欲が湧く状態を指します。
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<著者プロフィール>
TENGAヘルスケア 井上 貴夫(いのうえ たかお)
平成5年生まれ。2021年に株式会社TENGAヘルスケアへ入社、TENGAヘルスケア製品の営業や製品の開発・サービス周辺(早漏・遅漏関連)を担当。
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