2025.07.29

「ムラムラ」ってなに?

はじめに

みなさんも性的な物事に触れた時、「ムラムラ」とした感情が沸いてくることがあると思います。
この「ムラムラ」という感情はそもそも何なのか?語源からメカニズムまでを紹介します。
ぜひ、この機会に「ムラムラ」を理解し、上手く付き合ってみてください。

監修:富田健太郎先生

監修:富田健太郎(産業医・泌尿器科医)
日本産業衛生学会指導医、労働衛生コンサルタント、 日本泌尿器科学会専門医
株式会社ヘルスプラント代表。1999年産業医科大学卒業。泌尿器科医にて臨床経験を積み、 2004年より製造業等で専属産業医・統括産業医として企業の健康管理に尽力。

 

「ムラムラ」の語源

元々、「ムラムラ」は押さえきれない感情のさまを表した言葉とされています。

ムラムラは「ムラムラと腹がたってきた」といったように、主に込み上げてくる怒りを表す言葉として使われていましたが、次第に押さえきれない欲情を指すようになり、近年、後者の意味で使われることが多くなっています。

また、事件報道等で犯人が「ムラムラしてやった」という供述をしている場合は、

  • 被害者感情を優先した結果、曖昧な表現にしている
  • 被疑者しか知りえない情報の場合、報道機関に発表する必要はない

という2点から、「ムラムラしてやった」という言葉が代用されているようです。
日本語俗語辞書日刊SPA!より一部引用)

このように、現代ではネガティブな言葉として捉えられがちですが、「ムラムラ」という感情は本当にネガティブなものなのでしょうか。

ムラムラのメカニズム

「ムラムラ」という感情は、様々な刺激を受けた際に、脳の視床下部にスイッチが入り、交感神経が優位になることで生まれる高揚感のようなものです。

ムラムラの仕組み

  1. 感覚をキャッチする
  2. 脳内の報酬センターが「いいね!」を判断
  3. 視床下部のスイッチがON
  4. 交感神経が優位になり、ドキドキ&勃起のような体の反応が起こる

1.感覚をキャッチする(五感+イマジネーション)

五感(ごかん):視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚。脳の感覚野で刺激を捉える。特に人間は情報の8割は視覚から入ると言われている。
イマジネーション:頭の中での想像。動物は外部刺激のみだが、人間は「想像する興奮」を持つ。

2.脳内の報酬センターが「いいね!」を判断

報酬センター:視床下部周辺の側坐核や扁桃体にドーパミンが放出され、「快感」を評価。脳の比較的原始的な部分。
ドーパミン:中枢神経の神経伝達物質で、快感や意欲を生む。

3.視床下部のスイッチがON

視床下部(ししょうかぶ):自律神経やホルモン分泌の司令塔。ドーパミン信号で興奮モードに切り替わる。

4.交感神経が優位になり、ドキドキ&発汗など体の反応が起こる

自律神経:交感神経(興奮)と副交感神経(リラックス)に分かれる。
体の反応:呼吸や心拍が早くなり、緊張や発汗が起こる。

 

こう見ると、「ムラムラ」という感情は「いいね!」と思える刺激が多い人に多く起きていると言えます。

性的なこと以外でも、例えば趣味や仕事において、1つの物事から多くの「いいね!」を受け取れる感受性の豊かさは、前向きな暮らしのエンジンの役割を担ってくれそうです。

「ムラムラ」は言葉の使われ方からネガティブに捉えられがちですが、脳の良い反応とも捉えられる
のではないでしょうか。

まとめ

本記事では、「ムラムラ」の語源からメカニズムまでをご紹介しました。
五感やイマジネーションによって引き起こされる脳内反応として理解することで、この感情をポジティブにとらえ、上手に付き合っていけるはずです。



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<著者プロフィール>
TENGAヘルスケア 井上 貴夫(いのうえ たかお)
平成5年生まれ。2021年に株式会社TENGAヘルスケアへ入社、TENGAヘルスケア製品の営業や製品の開発・サービス周辺(早漏・遅漏関連)を担当。
みなさんのお悩みを少しでも軽くできるような情報・サービスを発信していきます!ご要望やアイディアはメールでお知らせください。

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