不適切なマスターベーション(自慰行為)が早漏の原因になる?
早漏でお悩みの方は「自分は生まれながらの早漏なんだ」と思っている場合が多いですが、早漏の原因として意外に多いのが、不適切なマスターベーション(自慰行為)を続けてしまっていることです。
今回は、どのようなマスターベーションが早漏の原因となってしまうのかをご紹介します。
改善方法も合わせて紹介していますので、ぜひ試してみてください。
また、TENGAヘルスケアの早漏アイテム担当かつ、元早漏当事者である社員の意見やマメ知識も紹介しておりますので、こちらも参考にしてみてください。
目次
1. 早漏とは? その定義と原因
「早漏(そうろう)」とは、挿入前や挿入後に射精までの時間が著しく短く、本人やパートナーが満足できる前に射精に至ってしまう状態を指します。国際性機能学会(ISSM)では「挿入後1分以内に射精してしまう」ことをひとつの目安としていますが、日本国内には明確な医療上の定義はありません。
一方で、「パートナーの満足度を大きく損なうほどに射精が早い」「本人が射精タイミングをコントロールできず、性行為への苦手意識やストレスが強い場合」なども早漏とみなされる場合があります。実際に日本人男性のおよそ3〜4割近くが早漏の悩みを抱えているとするデータもあるため、多くの方がひとりで悩んでいるのが現状です。
早漏の原因には、身体的要因や心理的要因だけでなく、普段のマスターベーションのやり方も深く関わっています。
2. 早漏を招くマスターベーションのやり方5選
2-1. 包皮マスターベーション
仮性包茎の男性が、包皮を上下に動かして射精に至る方法で、いわゆる皮オナです。簡単に刺激できる反面、亀頭部分の刺激に慣れにくいため、わずかな刺激でも射精してしまう「過敏性早漏」になりやすいです。
改善方法:亀頭や竿部分に刺激を与えるマスターベーションを習慣づける。
しっかりと勃起した状態で包皮を下げ、亀頭を覆いかぶせるように握ります。
ポイント:ローションを使用することで、さらに実践的な刺激で行うことができます。
2-2. 弱すぎるグリップでのマスターベーション
ペニスを握る力が弱すぎると、いざ本番で正常な圧迫を「高刺激」と感じやすく、すぐに射精しやすいペニスに育ってしまいます。
改善方法:みかんがつぶれないぐらいの力でしっかり握る。手全体を使って握る。
2~3本の指でつまむような持ち方をしている場合は、手のひら全体でしっかり握ります。
2-3. 速射マスターベーション
「サクッと済ませたい」と早く射精する癖をつけてしまうパターンです。脳が「短時間で射精するのが当たり前」と学習し、本番でもあっという間にフィニッシュしやすくなります。特に、寝る前にマスターベーションを行う習慣がある場合は要注意。
改善ポイント:○回我慢してから射精をする、といったルールを決める。
(以下で紹介するセマンズ法が参考になります。)
2-4. 脚ピンマスターベーション
マスターベーション中に脚に力が入ってしまう、いわゆる脚ピンは射精を促します。脚ピンが癖になると、速射マスターベーションにもなりやすく、かつ実際の性行為時にも脚ピンをしてしまい、射精感を一気に高めてしまいます。
改善ポイント:脚に力を入れにくい姿勢でマスターベーションをする習慣を身につける。
(例:壁に足の裏をつける、あぐらの状態で行うなど)
2-5. オナ禁(マスターベーションをしない)
マスターベーションを一定期間行わないオナ禁をすると、陰茎が久々の刺激に過剰に敏感になり早漏を引き起こす場合があります。また、「やっと射精できる」と過剰に興奮してしまうことで交感神経が優位になりやすく、射精しやすくなる可能性があります。
改善ポイント:日々適切なマスターベーションを意識して行い、長期間のオナ禁は控える。
〇TENGAヘルスケア 元早漏社員の意見
自分のマスターベーション方法、誰から教わりましたか?
適切なやり方を人から教わった人は少ないと思います。多くは「なんとなく陰茎をいじっていたら…」や「友達から聞いて…」というケース。早漏の方で特に多いのは「速射マスターベーション」です。スマホでAVの適当なシーンに飛んで射精する癖がついている方は要注意。マスターベーションは“性行為の練習”として、快感だけでなく「射精コントロールの練習」として取り組むのがおすすめです。
3. 早漏を改善する2つのコントロール訓練法
3-1. セマンズ法
① 低刺激でのマスターベーション → 射精しそうになったら刺激を中断
② この「刺激→休止」を3回繰り返し、4回目に射精する
③ ローションを使用したり、握る力を強くし、より実践的な刺激に慣れていく
過敏性早漏や心因性早漏の改善に有効です。射精寸前の感覚を体で覚え、コントロール力を身につけましょう。
3-2. スクイーズ法
① 射精感が高まったら手や指で亀頭・包皮を圧迫し、射精を遠ざける
② これを繰り返すことで「自分で射精感を調整する」感覚が身につく
研究データでは、スクイーズ法を3か月続けた男性の85%以上が早漏改善を実感しています。根気よく継続しましょう。
4. 骨盤底筋トレーニングで早漏&勃起力を同時に強化
骨盤の底に位置する筋肉群「骨盤底筋」を鍛えると、勃起力の向上と早漏予防に効果的です。加齢による衰えを防ぐためにも、日々以下のトレーニングを取り入れましょう。
4-1. 肛門締め体操のやり方
①お尻の穴を「ギュッ」と締める → 力を抜く を素早く繰り返す
②1日に合計300回を目標に、立っている時や座っている時でもOK
骨盤底筋を鍛えることで勃起力アップと早漏防止に繋がります。
4-2. ケーゲル体操のやり方
①仰向けに寝た状態で膝を立て、息を吐きながらお尻を締めつつ腰を上げる
②肩・背骨・膝を一直線に保ったまま数秒停止 → 鼻からゆっくり息を吸いながら戻す
10回を1セットとし、4〜6週間後には改善を実感しやすいといわれています。
〇TENGAヘルスケア 元早漏社員のマメ知識
骨盤底筋が衰えているかも?今すぐ確認する方法があります!
排尿中に尿がスムーズに止められるか試してみてください。スムーズに止められれば一定レベルを維持、止めにくい場合は衰えの可能性あり。トレーニングと併せて定期的にチェックしましょう。
まとめ
早漏は、不適切なマスターベーション習慣や骨盤底筋の衰え、心理的要因などが複雑に絡み合って起こります。日常のマスターベーションを見直し、セマンズ法・スクイーズ法などのコントロール訓練や骨盤底筋トレーニングを取り入れるだけでも改善の可能性は高まります。
「早漏かな…」と感じていても、正しい方法を続けることで多くの方が改善を実感しています。セルフケアとパートナーの協力を合わせて、焦らずじっくりと悩みを克服しましょう。
おすすめの早漏トレーニングはこちら
早漏の主な原因の1つである、射精をコントロールする骨盤底筋の操作力不足をトレーニングできるアイテムです。
関連する商品はこちら
<著者プロフィール>
TENGAヘルスケア 井上 貴夫(いのうえ たかお)
平成5年生まれ。2021年に株式会社TENGAヘルスケアへ入社、TENGAヘルスケア製品の営業や製品の開発・サービス周辺(早漏・遅漏関連)を担当。
みなさんのお悩みを少しでも軽くできるような情報・サービスを発信していきます!ご要望やアイディアはメールでお知らせください。


