
男性が妊活でやるべきこと|注意点や受けたほうがいい検査も紹介
妊活と聞くと、女性メインで行うイメージを持つ方もいるでしょう。たしかに、胎児は子宮の中で発育するため、女性の健康管理や検査は妊活に欠かせません。
しかし、近年では男性側に不妊の原因があるケースも多くみられています。妊活はカップルで行う必要があるため、生活習慣を見直したり積極的に検査を受けたりしましょう。
この記事では、男性が妊活で行うべきことや検査について解説します。また、おすすめのサプリメントに関してもお伝えしますので、生活習慣にプラスしたい方は参考にしてください。
妊活中に男性がやるべきことを理解しよう
妊活は、カップルが協力して行うことが重要です。女性だけでなく男性の生活習慣も見直す必要があります。日常の行動が男性の妊活に影響を与えることが多いため、両者が協力して取り組むことが求められます。
自然妊娠の確率を高めるには、健康な精子が必要です。妊活中の男性は、精子の質を低下させる行動を避けるよう心がけましょう。
睾丸を温めない
精子や精巣は熱に弱い特徴があります。そのため、体調管理の一環として、下半身を温めることは妊活に不向きです。
- お風呂やサウナを長時間利用する
- パソコンを膝の上で使用する
- 電気毛布を使用する
上記のような行為は精子の質を低下させる可能性があります。睾丸を冷却することが精子の健康維持に重要です。
下半身を圧迫しない
下半身が強く圧迫されると、男性器付近の血流が悪くなり、精子の質に影響を与える可能性があります。例えば、自転車のサドルが長時間下半身を圧迫すると、男性器付近の血管損傷や勃起障害を引き起こすリスクが高まります。
自転車に乗ること自体は問題ありませんが、圧迫を避けるために適切なサドルの選択や、圧迫しないタイプの下着を使用することが重要です。
無理な禁欲を避ける
妊活中の無理な禁欲は、逆効果になりますので注意してください。
精子は作られてから時間が経つと質が低下します。そのため、禁欲期間が長いほど質の悪い精子が溜まりやすくなります。
精子検査に問題がなければ、禁欲は2〜3日程度に留めると良いでしょう。健康な体であれば精子は毎日作られますので、適度なタイミングで射精し、新鮮な精子を保つようにしてください。
喫煙しない
タバコは不妊を招く原因の一つです。喫煙は血管を収縮させ、全身の血流を悪化させます。この血流の悪化は男性器にも影響し、勃起障害や精子の減少を引き起こす可能性もあります。
また、副流煙も妊活に悪影響を及ぼし、受動喫煙は卵子の発育を妨げます。自分だけでなくパートナーの妊活にも悪影響を与えるため、妊活中は禁煙を徹底しましょう。
過度の飲酒をしない
飲酒はタバコ同様、精子の質を低下させる原因になります。過度な飲酒は精子の数や形に悪影響を及ぼすため、適量を超えた飲酒は避けましょう。
一切の禁酒は必要ありませんが、適量を守ることが大切です。妊活中は禁酒ではなく、減酒に取り組み、適度な飲酒量を心がけましょう。
カフェインの摂取量を見直す
カフェインは妊活に影響を与えるため、摂取量を見直すことが重要です。妊娠中にカフェインの過剰摂取を避けるのと同様に、妊活中もカフェインを控えましょう。
紅茶や緑茶など、多くの飲み物にカフェインが含まれているため、知らずに過剰摂取している場合があります。ノンカフェインやデカフェの飲み物を選び、カフェインの摂取量を抑えるように心がけましょう。
妊活とカフェインの関係性についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。ぜひあわせて参考にしてください。
栄養バランスに配慮した食生活
妊活中には、精子の増加や質を向上させるために有効な栄養素を摂取することが重要です。下記は、妊活をサポートする代表的な栄養素です。
- ビタミンC
- ビタミンE
- オメガ3脂肪酸
必要な栄養素が不足すると精子の数や質に影響が出るため、バランスの良い食生活を心がけましょう。また、亜鉛は精子の運動率や前立腺機能の向上に効果的であり、男性の妊活におすすめの栄養素です。
肥満ならダイエットをする
肥満を予防・改善するためには、筋力トレーニングやウォーキングなどの運動習慣を身につけましょう。肥満は精子や勃起機能に悪影響を与え、不妊の原因となりやすいです。また、糖尿病や高血圧などの生活習慣病も妊娠率を低下させます。
間食や脂っこい食べ物を避け、バランスの良い食事を心がけることも重要です。
睡眠時間を確保する
睡眠と妊娠は、これまでの研究で密接な関係にあることが分かっています。
睡眠時間が短くなると精子の数や質が低下し、過剰な睡眠でも同様の結果が見られます。
健康維持に適した睡眠時間は7〜7.5時間程度とされています。適度な睡眠時間を確保するためには、就寝時間や起床時間を固定し、生活リズムを整えることが重要です。
ストレスを溜めない生活を意識する
ストレスは男性ホルモンの分泌を低下させ、勃起障害を引き起こすこともあります。趣味や運動に没頭することでストレスを発散し、妊活に良い影響を与えるようにしましょう。
また、妊活中は妊娠へのプレッシャーが増加しやすいため、パートナーとしっかり話し合い、前向きに取り組む工夫が必要です。妊活や不妊治療がストレスにならないように、お互いをサポートし合うことが大切です。
男性が妊活に向けて病院で受けられる検査
女性と同様に、男性も妊活中に受けられる検査があります。これらの検査は、泌尿器科や男性の妊活にも対応する産婦人科で行われます。適切な検査を受けることで、妊活の成功率を向上させましょう。
精液検査
精液検査とは、精子の中に元気な精子がどれくらいいるのかを調べる検査です。
主に下記の項目を確認するために行います。
- 精液量
- 精子濃度
- 精子運動率や高速運動率
- 精子の正常形態率
- 精子のDNA損傷率
2日以上7日以内の禁欲期間後に、医療機関で精液を採取し、顕微鏡で調べます。精液中に精子がない状態を「無精子症」、精子濃度1mL中に1,600万個未満が「乏精子症」と呼ばれます。
また、異常が見られても、再検査で正常となる場合があるため、必要に応じて再検査を検討しましょう。自然妊娠の可否を判断するため、妊活を開始する前に精液検査を受けることが推奨されます。
検査方法は自宅で行う検査キットと、専門のクリニックで行う方法があります。どちらの方法も有効であり、医療機関に出向く時間がない場合には検査キットを活用するといいでしょう。
精子は35歳前後から老化が始まるため、パートナーと妊活を決めたら早めに精液検査を受けることが大切です。また自治体によっては、補助金がある場合もあるので、各自治体の情報を確認しましょう。
感染症検査
男性の性感染症の検査は、妊活に取り組む際に欠かせません。
- 梅毒
- クラミジア
- HIV
- B型肝炎
- C型肝炎
上記の感染症が性交渉を介して女性に感染すると、子宮や卵巣機能に影響を与え、不妊の原因となる可能性があります。妊活を開始する前に、これらの感染症の検査を受けることが推奨されます。
風疹抗体検査
風疹は風疹ウイルスが引き起こす感染症で、妊娠初期の女性が罹患すると胎児が「先天性風疹症候群」を発症するリスクが高くなります。
先天性風疹症候群は、胎児の発達に影響を及ぼす感染症です。胎児の目や耳、心臓といった器官の発達に影響が出やすいと考えられています。
風疹ウイルスは感染力が強いですが、予防接種を2回受けることで99%予防可能です。パートナーの男性も風疹にかからないようにし、ウイルスを自宅に持ち込まないことが重要です。風疹抗体検査がまだの方は、妊活を機に受けておくことをおすすめします。
男性の妊活におすすめのサプリメントを紹介
男性の妊活をより豊かなものにするには、サプリメントも検討しましょう。男性の妊活におすすめのサプリメントを2つご紹介します。
セイークサプリメント
男性の性を支えるTENGAが開発した「セイークサプリメント」は、男性妊活サプリメント。プリマビエとコエンザイムQ10など、5つの有効成分を配合しています。
サプリメント名 | セイークサプリメント |
開発・販売会社 | TENGAヘルスケア |
主成分 | プリマビエ、コエンザイムQ10、L-シトルリン、ビタミンB群、亜鉛 |
工場及び衛生管理 | GMP認定工場で製造、厳格な衛生管理基準を遵守 |
安全性(実行済検査) | 放射性物質検査、残留農薬検査、重金属検査実施済み |
値段 | 定期購入: 3,980円 (税込 4,298円) 初回: 20%OFF 3,184円 (税込 3,438円) 2回目以降: 税込 3,868円 |
男性の妊活に必要な栄養補給に配慮し、医療機関でも取り扱いのあるサプリメントです。身体の不調にも対応するので、妊活後も長く愛用できます。
セイークサプリメントプラス
「セイークサプリメントプラス」は、上記のセイークサプリメントに成分を追加し、より高い妊活効果を得られるように改良したサプリメントです。
サプリメント名 | セイークサプリメントプラス |
開発・販売会社 | TENGAヘルスケア |
主成分 | 還元型コエンザイムQ10、GABA、プリマビエ、ビタミンB群、ビタミンD(40μg)、その他11種類の基礎ビタミン |
工場及び衛生管理 | GMP認定工場で製造、厳格な衛生管理基準を遵守 |
安全性(実行済検査) | 放射性物質検査、残留農薬検査、重金属検査実施済み |
値段 | 定期購入: 5,980円 (税込 6,458円) 初回: 20%OFF 4,784円 (税込 5,166円) 2回目以降: 5,812円 (税込 6,393円) |
以前から含まれていたコエンザイムQ10を、還元型コエンザイムQ10にアップグレード。GABAもプラスし、11種類の基礎ビタミンも配合しています。身体に良いとされる成分を、ふんだんに詰め込んだサプリメントです。
男性の妊活は重要 健康管理から検査まで、できることから始めよう
男性が妊活で行うべきことは、女性と同様に重要です。健康管理として、睾丸を温めない、下半身を圧迫しない、無理な禁欲を避ける、喫煙や過度の飲酒を控えることが必要です。精液検査や感染症検査、風疹抗体検査を受けることも重要です。
風疹にかからないようにし、ウイルスを自宅に持ち込まないことが大切です。妊活はカップルで協力して行い、生活習慣を改善することが求められます。自治体によっては補助金がある場合もあるので確認しましょう。