日本中高年性教育研究会で講演してまいりました。

日中オフィス内にいると、今日は暑い一日だったのか、涼しい一日だったのか、それとも雨が降っていたのか、体感することが少なくなりました。休日くらいは、天気を含め、季節を感じたいですね。虫の居ない芝生の上でのんびり昼寝をしたい中野です。

さて、先日のことですが、日本中高年性教育研究会に講師として参加してまいりました。

日本中高年性教育研究会とは?
“中高年齢者の性に関する研究と啓発を目指す会員が中心となり、性の正しい理解を深め、高齢社会を生きがいのある生活に導き、豊かで活力ある生活が営まれるよう社会に貢献する”ことを目的として、活動している研究会です。

今回、私がお話しさせていただいたテーマは、「中高年のための性の楽しみ方を考える」というもの。

参加者は、50代~80代くらいの方々。
今回TENGAを初めて知ったという方がほとんどでしたが、皆さん真剣に聞いてくださり、質疑応答タイムも足りないほどでした。

お話しした内容ではありませんが、今回の件で考えたことをつらつら。

<性欲の不一致は、お互いが自分とパートナーの性と向き合うことで埋められる?>

中高年の性の相談において、夫婦間(男女)の性欲の不一致について取り上げられていることを最近よく耳にします。
その差をどう捉え、どう埋めるか。

日本性科学会の<strong">『セックスレス時代の中高年の「性」白書』によると、10年前と比べて、婚姻関係にある夫婦において、今は婚外交渉が増えたそうです。

問題が無い家庭なんて無いわけで、どのご家庭も何かしらの問題をかかえ、円満を望んで切磋琢磨していると思うのですが、「性」についてはどうなっているのでしょうか。

性生活にお互いが向き合って、話し合う家庭はどのくらいあるのか分かりませんが、おそらく悩んでいる段階で話し合える家庭は少ないのではないのでしょうか。大抵、問題が起こってから、向き合わざるを得なかったり、向き合うことを避けたりするのだと思います。

性欲の不一致も家庭・夫婦の問題となり、いつの間にかセックスレス、家庭内別居、浮気、不倫、離婚などに繋がることもあります。もちろん、性欲だけが原因ではありませんが、これらの原因の一つには十分なり得ます。

「性」の問題は「関係性」を含むもの。家庭内であろうが、家庭外であろうが、問題が生じたとしても、「性欲」だけを言い訳にはできません(と思っております)。

婚外交渉が10年前から増えたのは、パートナー間における関係性の希薄化や、自分やパートナーの「性」と向き合うことへのハードルが高くなったからでしょうか。専門家の意見には、女性が強くなり、男性に「ノー!」と言えるようになってきたからというようなことが述べられていました。それって、「ノー!」と言われやすい男性が増えたということでしょうか?弱いのか、優しいのか、何なんだろう…。

女性の性的欲求の行き場が無いとされていた頃もありましたが、今はセルフプレジャーというものが肯定的に受け取られています。自分で性欲を満たすことに抵抗感をもつ女性も未だ多いですが、性欲の悩みを軽減する/自分の性と向き合う/楽しみを知るための、一つの選択肢であるべきだと思います。irohaも中高年の女性にオススメしております。

<「セックス=挿入」という考えは、快楽を追及できていない考え>

若年と中高年の差とは何でしょうか?
それはもう「性機能の低下/劣化」ですよね。
(経験値だとかそういったものはとりあえず置いておきます。)

性機能の低下は、加齢に伴って生じるごく自然で当たり前のことです。このことについて、中高年に起こり得る性機能の変化について、お互いによく知っておくべきです。個人差はあれども、誰にでも起こりうることなのですから、恥じるものではありません。

男性→性機能の低下により、挿入できない。勃起の維持が困難。射精しにくい。
女性→性機能の低下により、濡れにくい。性交痛が生じるため、挿入はなくてもいい。キスや触れ合いで満たされる。

お互いが「セックス=挿入」というこだわりに縛られて、それが負担となり、だんだんとセックスから離れてしまう可能性もあります。この「セックス=挿入」のこだわりに当てはめようとプレッシャーを強く感じて、心身に負担がかかってる人も少なくないはず。

男性が思っているより、女性は挿入を望んでいなかったりするそうですので、そこは一度話し合ってはいかがでしょうか?それでも挿入を望むなら、潤滑ゼリーをオススメします。お互いが性感帯を開発し合ったり、オーラルセックスを極め合ったり、挿入以外の性の楽しみ方は沢山あります。もっと性を楽しむための色んな選択肢を増やしてもいいのではないのでしょうか?

<性を長く楽しむために、幾つになっても変わらないものを手に入れる>

年を重ねると、性機能の低下はみられるものの、「楽しみ」や「楽しみ方」が少しずつ変わって/深まっていくだけで、セクシュアル・コミュニケーションで得られる根本的なものは変わらないのではないかと思っています。その肝心なものを見つけたら最強だよね、と。
きっと性機能の劣化に揺るがされない、メンタル的なもので、それを見つければ幾つになってもセクシュアル・コミュニケーションを楽しめるのではないかと。

それを見つけるために、質のいいセクシュアル・コミュニケーションを重ねていくことが本当の意味で性生活を豊かにしてくれるんじゃないかと、最近強く思うようになりました。
ぐちゃぐちゃな関係でのセクシュアル・コミュニケーションは、その後のセクシュアル・コミュニケーションに何らかのよろしくない影響を及ぼしたり、遠回りしてしまっているような気がしてしまいます。

性機能の低下にいつか悩むのであれば、性機能に揺るがされない性の楽しみを見つけるために、年を重ねることが一番の予防だと思います。
要は基盤となるであろう性教育がどこまで性について取り組めるか、既に学校教育から離れた人は学べなかったことをどのように補い、身に付けていくか。性を楽しむには、自分から学ばなければならないのでしょうね。

頭が煮詰まってきたので、そろそろ。ではまた。

東京最大級「妊活イベント2017」に出展します!
「障害者のリアルに迫る」ゼミに参加してまいりました。

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