「障害者のリアルに迫る」ゼミに参加してまいりました。

タンクトップを着ている人もいれば、ジャケットを着ている人もいて、朝昼晩の温度差も激しければ、室内と室外の温度差も激しい。もはや季節感が何なのか分からなくなってきました。クーラーが効きすぎていて凍えそうな喫茶店で私は何を着てこればよかったんだと外を歩く人を眺めながら、冷めゆく珈琲を片手に朝から混乱している中野です。寒い。。
※今回は少し専門的な話を含みます。

<h3<「精神分析から見るヒトのリアル」>

今週の2017年6月12日(月)。
東京大学の学生団体「障害者のリアルに迫る」ゼミに参加してまいりました。ゲストはなんと…北山修先生!
テーマは『精神分析から見るヒトのリアル』
“現役の精神分析家として臨床の現場でが様々な症状に苦しむ患者を救う傍ら、昭和を代表するアーティストとして「あの素晴らしい愛をもう一度」や「帰って来たヨッパライ」など数々の名曲を世に送り出して来たきたやまおさむ先生をお招きします!「潔く去っていかないーヒトの二重性をどう生きるかー」と題し、健常者にも障害者にもある「葛藤」を抱えながら我々はいかにして生き切るのか、「リアルに迫る」とはどういうことなのかを考えるきっかけになればと思います。ぜひお越しください!”(公式Facebookページより抜粋)

…行くしかないでしょう。
学生時代、精神分析心理療法研究所でアルバイト(事務)をしていたこともあり、精神分析と聞けば心惹かれるものがあります。しかも、TENGAヘルスケアの活動にも活かせそうな内容!今後障がい者の方に限らず、様々な人と関わっていく中でも、「葛藤」を含む「性」を扱うためのヒントがあるかもしれない!と、意気揚々と東大に向かいました。

<h3<精神分析についての補足>

精神分析学を創始したのはフロイトさんです。そのフロイトさんは、人の心を氷山に例えています。人が意識できているのは氷山の一角でほんの一部分であり、大部分は意識することができない水面下にあるとしています。つまり、思考や判断、行動などは意識できるものの背景には自分では気づかない「無意識」というものが見えないところで働いているとしたのです。この「無意識」には、努力によって気付くことができる「前意識」の部分と、努力しても絶対に気づくことのできない欲動や情動が抑圧されている「無意識」の部分があります。

<潔く去ることが美化されている物語>

『イザナキとイザナミ』や『鶴の恩返し』といった日本の神話や昔話を例に挙げ、日本では「立つ鳥跡を濁さず」という言葉もあるように、見られた側が、潔く去っていくことに美学をおくワンパターンな物語が多いというご指摘をしておりました。北山先生が「『鶴の恩返し』で、鶴は去った後、別の山で同じことを繰り返しているかもしれない」と仰ったとき、さすがにその続きは考えたことがなかったと脱帽いたしました。

確かに、心にはコントロールできない無意識が影響し、意識していなくても思考や行動がパターン化してしまうこともあります。「見られたから去る」という行動に至ってしまう場合、特にそれがパターン化されているものである場合、自分が向き合わない限り繰り返しますものね。

日本では、こういった「去る」美学はカタチが変わっても似たような物語となって繰り返されており、こういった物語に触れ続けた日本人は見られたくないもの/見たくないものに向き合うことに耐性がなくなってしまったのかなと、ふと思いました。

そこで、こうした悲劇を繰り返さないために北山先生は「潔く去っていかない、居座る鶴になれ。そうすれば、未来も変わるかもしれない」と。かっこいい…。

見られた側も去るほどのものがあるのだろうけど、見る側にも隠れながら覗くといった恥ずかしさや苦痛もあるということなので、これはお互いが見られてしまったとしても/見られてしまったとしても、恥を捨てて、どっしり構えて向き合うことが未来を変えていくためには大事なようです。

<h3<ヒトの二重性をどう生きるか>

要は、そんな人の心が持つ二重構造を知り、自分の見せたくないもの/見られたくないもの、相手の見せたくないもの/見られたくないものに出くわしたとき、逃げずにそれを受け入れて、共存していくことが成長するため大切だというようなお話でした。

<h3<「性」の二重性>

日本人にとっての「性」とは?あなたにとっての「性」とは?恥ずかしいもの、隠したいもの、目を逸らしたいもの、フタをしたいもの…そんなものかもしれません。しかし、それは今まで繰り返されてきた物語が作り出してしまったものだとしたら?本来の「性」の捉え方はどこにあるのでしょうか?それは向き合わぬ限り、見つからないのではないでしょうか。あなたの前に「性」が突き付けられたとき、そこから潔く去ることが美学ではないはずです。

<h3<向き合う努力>

誰でも見たくない問題が生じたときに思わず目を背けたくなります。それでも、未来を、自分を変えていくには立ち向かわねばなりません。そうした時にヒントを握っているのが無意識です。そこに向き合うためには膨大なエネルギーが必要であり、様々な技法をもって寄り添いながらその人が向き合うためのサポートを行うのが精神分析家であったり、臨床心理士だったりします。そんな立場にTENGAヘルスケアもなっていきたいものですね。

寒くて頭痛が生じてきたのでそろそろ。
ではまた。

どこかの何かと向き合ってそうな三毛猫。目つき鋭い。

日本中高年性教育研究会で講演してまいりました。
日本福祉大学で講演してまいりました!

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